本日、市民の皆さんのご支援により蕨市の第6代市長に就任して、ちょうど3周年となりました。この間、市議会や市民の皆さんのご協力をいただきながら、日本一小さな蕨で日本一のあったか市政めざし、7万市民の幸せのために全力を尽くしてきました。
この3年間を振り返ったときに、特に、3つの点で大きな成果があったと思います。
第1は、市民の皆さんにお約束したマニフェストの着実な推進を図ることが出来た点です。蕨駅のエレベーター設置や中学卒業までの子ども医療費無料化、小中学校校舎の耐震化、防犯灯の増設、在宅介護手当ての創設、市立病院改革プランの策定と実行など、マニフェストにつきましては、23項目中、実施済みが11項目(48%)、一部実施・着手が9項目(39%)で、実施済み&着手合わせて87%に達することができました。私が掲げたマニフェストは、日本一小さな市である良さを生かしながら、安全安心、子育て支援、健康・福祉、賑わいづくりなど市民の皆さんの願いに応える施策であり、人口減少社会、経済の低成長、地方分権の進展など社会経済状況が大きく転換する中で、蕨の未来を見据えた指針でもあります。同時に、お約束したマニフェストを着実に推進することは、政治・行政に対する市民の皆さんの信頼を高める上で決定的に重要な課題でもあります。
第2は、マニフェストを推進しながら、今日の地方自治体を巡る厳しい財政状況を踏まえ、また、蕨市の未来を見据え、財政の健全化を両立させてきた点です。私が市長に就任した時点での市の借金残高(平成18年度末決算)は、一般会計、特別会計、企業会計、土地開発公社を含めて約363億円に達していましたが、平成21年度末見込みで約342億円であり、この3年間で約21億円削減できたことになります。これは、市職員の人件費の抑制や大規模な都市計画事業の見直し・市の負担軽減、金利の高い市債の低利への借り換え、土地開発公社の健全化など、市政の改革に取り組んできた結果であり、今後とも、マニフェストの推進と財政の健全化を両立させてまいります。
第3は、日本一小さな市の市長として、市民の皆さんとの直接の対話、ふれ合いを深め、市民と行政が協働し、ともにまちづくりを進めるみんなでつくる市民参加のまちづくりを推進できた点です。
私は、市長就任以来、市民の皆さんにお約束した通り、無所属・市民党の立場で、全ての市民のための市政運営を貫いてまいりましたが、これからも、市民の暮らしを支え、市民の皆さんと心の通い合う「日本一のあったか市政」目指し、全力で頑張ってまいります。引き続き、市民の皆さんの市政推進へのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
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