ドラマ「夏目漱石の妻」を語る
脚本家池端俊策先生による新春講演会「ドラマ『夏目漱石の妻』を語る」が文化ホールくるるにおいて開催されました。ドラマ「夏目漱石の妻」は、昨年9月から10月に、NHK土曜ドラマとして4回連続で放送され、大変好評を博したドラマで、脚本を手掛けたのが池端俊策先生でした。講演の中では、ドラマ制作の裏話など、とても楽しいお話しから、池端俊作先生による夏目漱石論まで、本当に興味深いお話しでした。主役である漱石の妻を演じた女優・尾野真千子さんの天才役者ぶり、凄いなと思いましたし、脚本を書くに当たって、徹底して勉強し、脚本家として、自分なりの漱石論を作りながら、脚本を書いていく、そのプロフェッショナルな仕事ぶりに感銘を受けました。大変お忙しい中ご講演いただいた池端俊策先生、ご来場いただいた皆さん、ありがとうございました。
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コメント
『夏目漱石の妻』というドラマの素晴らしさに打たれて、大阪から行きました。『足尾から来た女』も感嘆しながら見ておりました。この講演では話の節々でドラマのシーンが浮かび、尾野さんの才能の凄まじさも存分に伝わり、非常に豊かな時間を過ごすことができました。特に興味深かったのは『道草』の一節を引かれたことで、帰宅後該当箇所を探して読み直すと、まさに進歩的な夫婦が描かれていて、漱石はすべてわかっていたのだなと改めて思わされました。どうもありがとうございました。
投稿: nao | 2017年1月15日 (日) 18時57分